フィリピン政府、観光産業の復興へ対策を講じる (フィリピン)
フィリピン観光省(DOT)は9月3日、下院歳出委員会において2022年の観光産業計画のプログラムを支援するために約35億2,000万ペソ(約77億4,400万円、1ペソ=約2.2円)を予算要求した。2021年と同程度の予算規模を継続した。同計画は、2016~2022年の中期計画である国家観光開発計画(NTDP)(注1)をもとに、持続可能で、回復力があり、包括的な観光産業を最終目標としており、観光労働者の仕事の保護や旅行者の安全の確保を目的とした内容が盛り込まれている。
今回は併せて、新型コロナウイルスが観光産業に与える影響を緩和することを主な目的として、観光対応および回復計画(TRRP)(注2)を更新した。同省のベルナデット・ロムロ・プラット長官は「同計画とプログラムのもとで、DOTは引き続き観光のサービス基準を改善し、世界で最も質の高い旅行への信頼を回復させたい」と述べた。
出所:ジェトロ
https://www.jetro.go.jp/biznews/2021/09/0ea87a535157850d.html