2021年4~6月のGDP成長率は11.8% (フィリピン)

フィリピン統計庁(PSA)は8月10日、2021年第2四半期(4~6月)の実質GDP成長率を前年同期比で11.8%と発表した。2020年第2四半期(4~6月)の成長率はマイナス17.0%で、その反動として成長率が大きくなった。

2021年第2四半期の実質GDP成長率について、需要項目別にみると、民間最終消費支出が7.2%、国内総固定資本形成は75.5%、輸出は27.0%と大きく改善した。政府最終消費支出はマイナス4.9%となり、新型コロナウイルス感染拡大以降、初めて前年同期比で減少した(添付資料表参照)。

成長率を産業別にみると、農林水産業は豚肉の減産を理由として、マイナス0.1%と若干減少した。鉱工業は20.8%、サービス業は9.6%となり、「新型コロナ禍」から回復がみられた。

出所:ジェトロ
https://www.jetro.go.jp/biznews/2021/08/a4c09af310ebabab.html