財務省、ニッケル・金をはじめとする鉱物資源の生産拡大に期待 (フィリピン)

フィリピン財務省(DOF)のテレサ・ハビタン次官補は7月29日、フィリピン政府が新規の鉱業協定を締結することを可能とした大統領令第130号PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)(2021年4月14日に署名)を踏まえ、フィリピンの鉱業は大きな成長機会を有していると発言した(政府通信社2021年7月30日)。大統領令第130号は、アキノ前政権下で出された大統領令第79号外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますが定める、政府と事業者との新規鉱業協定締結の停止について、解除することを規定している(注)。

ハビタン次官補は、政府が新規の鉱業協定締結が可能になったことによる経済効果として、2023年までに鉱物生産が金額ベースで年間約150億ペソ(約330億円、1ペソ=約2.2円)の規模まで追加的に増産され、2027年には年間430億ペソの規模になるとの推計を述べた。

出所:ジェトロ
https://www.jetro.go.jp/biznews/2021/08/5f3bbf2734118bf1