2022年初めにモバイル版の国民IDをリリース予定 (フィリピン)
フィリピン統計局(PSA)は10月14日、スマートフォンを活用したモバイル版の国民IDの開発に現在取り組んでおり、2022年初めのリリースを目標にしていると発表した。これにより、国民IDをより便利に使用することができる。国民IDを既に取得していれば、生成された12桁の番号をモバイル版国民IDにリンクすることで利用できる。
国民IDの取得には次の3つの手続きが必要となるが、PSAによると、現在のところ、4,320万人以上がステップ1を完了し、3,499万人以上がステップ2を完了、220万人以上がステップ3を完了し、既に国民IDカードを取得している。
- ステップ1:氏名、住所などの個人情報の登録
- ステップ2:指紋や眼球の虹彩スキャンなどの生体認証情報の登録と顔写真の撮影
- ステップ3、国民IDカードの発行
PSAのロザリンダ・バウティスタ次官は「2021年末までにステップ1で約7,000万人、ステップ2で約5,000万人、ステップ3で約1,500万人が完了することを目標としている」と述べた。
出所:ジェトロ
https://www.jetro.go.jp/biznews/2021/10/03c8780c56463502.html