COP26で気候変動対策への取り組み強化を発表 (フィリピン)

フィリピンのカルロス・ドミンゲス財務相は11月9日、国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)において、フィリピン政府が気候変動に対する取り組みを強化していくとの姿勢を表明した。また、フィリピンは2030年に温室効果ガス排出量について75%の削減を目指すと明言した。

フィリピン政府の気候変動や環境保全に関する取り組みは以下のとおり。

  1. 低炭素社会への移行を促進するために、サステナブル・ファイナンスに関するロードマップPDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)を策定した(2021年10月発表、注)。同ロードマップでは、サステナブル・ファイナンスをフィリピンで活性化させるに当たっての、フィリピン政府の指針・計画などについて記載している。
  2. 使い捨てプラスチックの生産・輸入・販売・流通などを規制する法案の可決を推進している。
  3. 石炭火力発電から再生可能エネルギーなどのクリーンエネルギーへの転換を促進するため、2021年11月にアジア開発銀行(ADB)との間でパートナーシップを結んだ。
  4. 2020年10月に石炭火力発電の新設認可を凍結した。

出所:ジェトロ
https://www.jetro.go.jp/biznews/2021/11/ee94527bf7d232ca.html