フィリピン政府、2023年の商業衛星打ち上げを発表 (フィリピン)
フィリピン大統領府は10月13日、フィリピンが2023年に新たな商業衛星の打ち上げを予定していることを発表した。同衛星は、「MULA(Multispectral Unit for Land Assessment)」と名付けられており、フィリピン宇宙庁(PhilSA)が開発を進めている。MULAに搭載されるカメラは、120キロの範囲で、5メートル解像度で対象を識別することが可能だ。フィリピン政府は、MULAを駆使して、同国の通信状況を改善させるとともに、MULAから得られるデータを災害管理や農業へ活用することを狙っている。
農業分野については、衛星データを利用することで、農作物の栄養状態や生育状況、ストレス要因などを分析することが可能となる。また、土地の使用状況についても分析可能、と同政府は説明している。
出所:ジェトロ
https://www.jetro.go.jp/biznews/2021/10/b0973c1e93a2c785.html