コロナ禍がフィリピン経済に与えた影響と今後の展望
フィリピンは一時期ASEAN最多の新型コロナウイルスの新規感染者数を記録するも、第4四半期(10月~12月)に入りその動向は落ち着いている。一方、新型コロナが同国経済に与えた爪痕は大きく、第2四半期(4~6月)と第3四半期(7~9月)の実質GDP成長率は、ASEAN主要国で唯一の2桁マイナスを記録。通年では過去最低の成長率を記録した。そのような状況下、足元では海外送金や輸出の回復など明るい兆しも見え始めている。
本レポートでは、新型コロナ禍がフィリピン経済にもたらした影響を確認しつつ、2021年以降の回復に向けた課題について論じる。
出所:ジェトロ
https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2021/893d7dad745a5a57.html