アジア日系企業の景況感、新型コロナで過去最低も、中国の悪化度合いは緩やか (アジア、オセアニア)

ジェトロが8月から9月に実施した「2020年度海外進出日系企業実態調査(アジア・オセアニア編)」によると、アジア・オセアニア地域全体の景況感が過去最低を記録し、20カ国・地域の全てでマイナスとなったことがわかった。全ての国・地域で景況感がマイナスとなったのは調査開始以来で初めて。景況感を表すDI値(注)は、アジア・オセアニア地域全体でマイナス40.7と過去最低を更新(添付資料図1参照)。2019年から顕在化した米中対立など通商環境の変化によるマイナスの影響に加え、新型コロナウイルスによる国・地域内外での市場喪失の影響が追い打ちをかけた。

出所:ジェトロ